ノングルテン

ノングルテン米粉

米にはグルテンが含まれていません。2018年6月から、世界最高水準のグルテン含有量「1PPm以下」の米粉を認証する「ノングルテン米粉第三者認証制度」が開始され、すでに幾種類ものノングルテン米粉が市場に流通しています。

企業紹介

みたけ食品工業株式会社 
(埼玉県戸田市)

 みたけ⾷品⼯業は、⽶粉製粉⽣産量では⽇本有数のトップメーカーであり、ノングルテン⽶粉認証取得第1号の会社である。ノングルテン⽶粉認証取得の家庭⽤商品「彩のかがやき⽶粉パウダー」は、認証取得商品として、ベルク、イトーヨーカ堂系、ライフなどを通して、唯⼀全国で販売されている。

 また、⾃社の通販サイトや楽天市場とアマゾンでも販売している。家庭⽤の「彩のかがやき⽶粉パウダー」の他、業務⽤⽶粉は⽤途別基準の1番から3番までオールラインナップがあり、ノングルテン⽶粉認証は取得していないが、原料⽶から製造まで認証商品と同じ製造⼯程を採っており、品質的にはほぼ同程度であるといって差し⽀えない製品といえる。

 ⾷品衛⽣に対する世界規格であるFSSC22000も取得しており、品質管理に積極的に取り組んでおり、ノングルテン検査でも厳しい管理をしている。「彩のかがやき⽶粉パウダー」の原料⽶は全て「彩の国」埼⽟県産であることが特⻑の⼀つとして挙げられる。

 ⽶粉普及のリーディングカンパニーとして、「⼀家に⼀袋の⽶粉を」を⽬指して、⼿頃に求めることのできる家庭⽤の⽶粉の普及に尽⼒している。また、海外市場もターゲットとした⽶粉の研究開発に⼒を⼊れていることが⼤きな特⻑である。

・検査装置の⼀例

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中島製粉株式会社 
(福岡県柳川市三橋町)

 中島製粉は、昭和27年創業以来、地元のお⽶を原料に、和菓⼦⽤材料の製造・販売をしてきた。その後、和菓⼦⽤材料の需要が減少することを⾒越して、⽶粉の製造・販売にも参⼊。平成22年に品質保証を厳密にするためにISO22000認証を取得。ノングルテン⽶粉認証については、⽶粉のより⼀層の販売と、⽶粉製品の海外輸出を図る際、ノングルテン認証が必要と考え、2020年5⽉に第3号のノングルテン⽶粉認証を取得した。

 中島製粉は九州エリアで⽶粉を製造・販売する3社のうちの1社で、ノングルテン⽶粉製造・販売会社としては九州エリアで唯⼀の会社。地産地消を基本にして、原料⽶は福岡県直⽅市を中⼼にJAや契約農家を通して仕⼊れ、福岡県と佐賀県で販売している。地産地消を推進するため、地元直売所で機能性をにした商品として購⼊拡⼤を進めるとともに、学校給⾷での⽶粉利⽤拡⼤も図っている。また近年、欧⽶諸国や、東南アジア地域など海外でのノングルテン⽶粉の販売拡⼤に⼒を⼊れている。

・作業⼯程の⼀例

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株式会社ネティエノ 
(⼭⼝県熊⽑郡⽥布施町)

 地元出⾝の代表者が、⽥畑が荒廃していくなかで、美しい⽥園⾵景を残しておきたいという強い思いから農業事業に参⼊。農業部⾨が拡⼤していく中で、⼩⻨アレルギーに対処するため、純度100%の⽶粉製造を思い⽴ち、第2号のノングルテン認証を取得した。

 ネティエノの最⼤の特⾊は、⽶粉⽶の⽣産から⽶粉製造までを⾃社で⼀貫して⾏っていること。⾃社の⽔⽥で⽶粉⽤⽶ミズホチカラの作付けから、収穫、保冷倉庫での貯蔵、精⽶、製粉まですべてについて、コンタミネーション(混⼊)を防ぎ、⾃社施設で厳密な管理のもとに⾏われている。

 ⽶粉製造では、品質にこだわり「湿式製粉」⽅式を採⽤。お⽶の洗浄には同社の別部⾨で開発・販売しているオリジナル浄⽔装置「のあな」を使⽤している。製造したノングルテン⽶粉は、⾃社店舗や通販で販売するほか、地元にある⾃社のパン⼯房でノングルテン⽶粉⾷パンや同じくノングルテン⽶粉コッペパン製造に使⽤し販売をしている。さらに⾃社のレストラン部⾨でもノングルテン⽶粉を使⽤している。こうした⽶粉加⼯品の製造・販売までの6次産業化の活動は、中国四国農政局から、「六次産業化・地産地消法」に基づく総合化事業計画の認定を受けている。

・⾃社の⽔⽥から収穫される⽶からの製造と販売

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